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2 東京の新型コロナウイルス感染者数の増減 分析 ( 6/6分析)
 5月末からの増加は予想通り。 新規感染者数、6月中旬からまだまだ増える
時事問題を事例とする規格解釈
コロナ禍対応の規格解釈

<91-02-21 より>

  5/25の緊急事態宣言解除に続き、その外出自粛・休業自粛を3段階で緩和するという「ロードマップ」を進めようとした矢先の6/2の新規感染者数が34人と大きく増えた。”メディアは第2波の兆候かと煽り、小池知事が感染が拡大傾向にあるとして直ちに「東京アラート」を発令した一方で、西村新型コロナウイルス担当大臣は、5/31に現時点では緊急事態宣言を再発令するような段階にはないと言いながら、6/4の感染者数28人を見て「全体として増加傾向にあり、危機感を持って見ている」と判断を変えた。
 
<報告新規感染者数増加の理由> 
  しかし、この数字は前回5/19の分析の予想「今月末(5/25~)の新規感染数のぶり返しは必至」で、連休後の緊急事態宣言の外出自粛・休業要請の実態の反映するものとして予測した通りの、政府のコロナ禍対応取組み上では当然の結果である。

 すなわち、東京の5/18〜24の報告新規感染者数がほぼ10人前後であったことを以て解除基準(10人程度以下)が満たされたとして緊急事態宣言が解除されたのであったが、前報の図のように、この数値は4/29〜5/10の連休期間のほぼ死の街化するほどの最大限の外出・営業自粛の下で感染した人の数を表したものである。 従って、5/25以降の新規感染者数には、この連休効果はなく、連休前の緊急事態宣言の下で感染した人々の数の水準まで戻る、つまり、増加すると予想された。
 
  図2は、前報の図のデータの期間を6/5の新規感染者数まで拡げて、新規感染者数と検査数の実際の分布範囲に絞って拡大して表示したものである。これによると5/25以降の新規感染者数は、検査数が少ないだけで前報の図の連休前の緊急事態宣言の下で感染した人々の数の水準にあることが明白である。6/2の新規感染者34人という数字も、6/4の28人も、感染防止策が緊急事態宣言の外出自粛・休業要請の場合には当然あり得る数値である。
 
  感染防止策をとってその目標の新規感染者数に抑制せんとする管理の観点からは、とった対応策がもたらした当たり前の結果としての新規感染者数の数値の変化である。対応策としての緊急事態宣言の外出・営業の規制が緩和されたのだから新規感染者数は増えるしかない。
 
<今後の報告新規感染者数の予想>
  6月9日以降の報告新規感染者数は、「新しい日常」として国民、企業に求める行動様式が、緊急事態宣言の外出自粛・休業要請と同程度の感染防止効果を持つように決められ、実行されるか次第で、現状維持か、増加が決まる。  この「新しい生活様式」の規定はあいまいであり、かつ、経済重視として外出・営業規制を緊急事態宣言の外出自粛・休業要請から「緩和」することが意図されたものと考えられるから、感染者数の増加の可能性は限りなく高い。
 
 感染数減少管理の象徴として6/2に点灯された危険信号としてのレインボーブリッジの赤色が、本来の虹色に戻ることのないまま、ロードマップで再び外出自粛・休業要請を行なうとされている基準の50人/日まで増え続けることもあり得る。
   
                                    図2  
                                       
 報告新規感染者数
      ~6/5

(東京都:
「都内の最新感染状況」
 

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