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3 東京の新型コロナウイルス感染者数の増減 分析 ( 7/9現在)
 6/9以降の増加は予想通り。 新規感染者数、6/19に増加軌道に乗ったかも。
時事問題を事例とする規格解釈
コロナ禍対応の規格解釈

<91-02-21 より>

  足元のゼロに近い報告感染者数の水準を見て、"日本モデル"により コロナ禍を解決したと誤解した安倍首相により5/25には緊急事態宣言が解除され、小池知事は、コロナと共存の段階に入ったとして「新しい生活様式」なる国民、企業の行動規範を示して遵守を求める一方で、3段階による休業要請を全面的に解除する“ロードマップを発表した。しかし、報告新規感染者数は、宣言解除から増え始め、6/2からはは50人台になり、7/2からは100人台にまで増加した。
 
  これに対して、西村担当相は「休業はまたやりたくないでしょう」の国民の「緩み」を原因にし、小池知事は「夜の街が原因、若い世代の割合が高い」と新たな感染原因を見つけたかのごとくであり、「夜の街従業員の集団検査などCPR検査数を増やした結果である」として。感染者数の多いこと自体を問題視しない姿勢である。
 
<報告新規感染者の増加の理由>
(1) 小池知事の言う新規感染者数増加の要因については、データによる証明がないから、評価できない。
(2) しかし、報告新規感染者数が コロナ禍対応処置の効果の結果を表すものとする本分析においては、
   6/9以降の新規感染者数の増加は、前回分析の予想の通り、感染防護策としての外出・営業規制が、緊急事態宣言から“新しい生活様式”
  への緩和に伴って進んだ感染防護策の機能低下が原因と考えることが出来る。
(3) すなわち、下図のように、
  ステップ1,2の下での新規感染者数を表す6/9~6/25の報告感染者数は検査件数が少ないまま、 緊急事態宣言(連休後)期間の
     感染者数の範囲を越えて増加し、
  ステップ3の下での感染者数は50人/日を越えるようになり、
  休業要請が 全面解除された状態での新規感染者数を表す7/3以降の報告新規感染者数は100人/日を越えるようになっている。
(4) 5/25の緊急事態宣言後に増加し続ける日々の報告新規感染者数の変化は、その凡そ15日前の感染防護策としての外出・営業規制と
   遵守実態の変化(緩和)を原因として捉えることができる。この期間の報告感染者数の変化は、「何事も行なったことの結果である」という
   不偏の原理に則った変化(増加)であり、感染防護策を緩和したことによる当然の増加であると考えることができる。
 
<今後の報告新規感染者数の予想>
(1) 感染防護策との関係で言えば、直近の報告新規感染者数100人を越える数字は、感染者数増加をそれなりに押さえ込んできた緊急事態
    宣言の外出・営業規制を、小池知事が「コロナと生きる」という掛け声で、不用意に全面解除した6/19の時点で以て、3~4月の感染環境
    (市中感染者数、及び、感染防護策の程度)に 戻ったということを意味する。
(2) 報告感染者数に関する小池知事説明の上記のような特殊な事情があるとして、それがどこまで感染環境の現状と予測に影響するものか
    は判断できないが、  それを考慮しないなら、新規感染者数は3~4月と同様の増加軌道に乗った可能性が高い。一方で減少する理由が     見当たらないから、明日以降も報告感染者は、検査数の増加と共に増え続けるものと予想される。
(3) この増加が小池知事の言のように、入院患者数や重症患者数に照らして防疫上の問題とはならないかどうかを評価できるデータは
    見当たらない。

 
   
                                                                                                                                                                                                     
 
 報告新規感染者数
      ~6/5            

(東京都:
「都内の最新感染状況」
 
   
   


 
 <注記>
本分析の検査数は、「都内の最新感染動向」の「検査実施人数(健康安全研究サンターによる実施分)」を用いてきたが、このデータが5/13以降掲載されないことになり、やむを得ず「検査実施件数」の内の「健康安全研究サンターが行った検査件数」を用いることになった。
 




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サニーヒルズ コンサルタント事務所