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8 東京の新型コロナウイルス感染者数の増減 7/20分析 ( 7/14現在)
 前回緊急事態宣言の効果もまぼろし、
今回はまぼろしも見えず、五輪期間の感染は日に2000人超確実

時事問題を事例とする規格解釈
コロナ禍対応の規格解釈

<91-02-21 より>
★ 前回(4/25~)の緊急事態宣言の効果
■前々回(1/8~)と同じく、感染日ベースでは日別感染者数の減少は宣言発出に先立って始まり、延長された宣言期間内に底を打って増加しはじめた。
■減少開始感染日は報告感染者数が日に1000人を上回る時期に一致し、増加開始感染日は同感染者数が400人前後で落ち着いた時期に一致した。
■前々回と同じく、宣言には感染者数減少効果はなく、人々が宣言の発出・解除、報告感染者数の変化等から自身の感染危険性を判断し、日常生活における対ウイルス接触防護行動を意識して強化、緩和していることによって日別感染者数が変化していると推定することができる。
 
★ 五輪期間の感染者数の予想
■今日(7/18)までの感染日ベースの日別感染者数は、今回宣言(7/12~)発出後も前回宣言(4/25~)解除前の増加傾向を継承していると推定できるから、放物線状増加により今日(7/18)では日に2000人を越え、或いは、それを遥かに越した水準になっていると推察できる。
■この感染者数が今月末の報告感染者数となるから、五輪はこの高水準の報告感染者数の状況下で挙行されるということである。
 
 
<前回(3回目:4/25~6/20)の緊急事態宣言の効果>
(1) 報告日ベースの日別感染者数の実績と推移
① 図1Aの縦棒のように緊急事態宣言期間では感染者数は増え続け、宣言延長で減少し、再延長では下げ止まりから増加の兆しを示すという、大略、宣言延長・再延長を想定せずに4/28分析で予想した青矢印の傾向を辿った。
➁ これにより、延長で効果が出たので、すぐに効果が出ないだけで、飲酒の制限の有効性が確認されたとの評価が政府や評論家の見解となった。
 
(2) 感染日ベースの日別感染者数の実績と推移
① しかし、その日に感染した人の数で感染者増減推移を表す図1Bで見ると、感染拡大傾向が続くと予想した宣言直前期間②で感染者数の頭打ち、減少の兆しが出て、宣言期間では感染者数がはっきりと減少し、これに予想③で期待された9連休による事業休業、外出自制の効果が加わった形で日別感染者数は減少し、連休後にはこの効果を失って感染者数水準が元に戻った形で宣言直前時点に始まる減少曲線③に戻っている。
➁ すなわち、感染者数ピークは宣言直前の4/24~25であり、都の発症日別陽性者数グラフでもピークは4/26~4/28であるから感染日ピークは4/21~4/23と、宣言発出日はもちろん、宣言に関係する唯一効果として予測した9連休に先立って、感染者数減少が始まっている。
 
(3) 緊急事態宣言の効果は前回(4/25~)もまぼろし
① 上記(2)でその日の感染者数がピークとなったのは、図1Bで見ると人々が日々に知る日別報告感染者数が800人を越えて増加する時期(図には感染ピークと表示)であり、この日から感染者数が減少を始めたのは、これにより人々が自身の感染することに危機感を高めて自分の考える対ウイルス接触防護行動を強めた結果と考えることができる。
➁ 6月に入っての報告感染者数を見て人々は感染が落ち着いた(図には感染減少と表示)と見て、対ウイルス防護行動を緩和し、それぞれの思いによる普通の生活に戻ったことにより、感染日ベースの感染者数は増加し始めたと考えることができる。
前々回の緊急事態宣言(1/8~)でも、感染日で見ると感染者数は宣言発出前に減少に転じ、解除前に増加に転じており、いずれの場合も毎日報じられる報告感染者数から人々が感じる自身の感染危機感による対ウイルス接触防護活動の変化が原因であると考えられた。
→3/18分析< http://www.ms-jitsumu.com/sub91-03-06.html >
③ すなわち、統計の感染者数の推移は、緊急事態宣言の発出、解除の影響を受けずに、日々の報告感染者数の数値と変化に基づく人々自身による感染危険性判断に基づいて増減しているとみることができる。政府やメディアは緊急事態宣言やまん延防止措置が感染拡大に効果があると言うが、都合よくまぼろしを見ているだけである。
 
< 五輪が行なわれる期間の感染者数の予想 >
① 図1A、図2Aのように、前回宣言の再延長期間での感染再増加の傾向が、実績の報告感染者数データが公表されている今日(7/18)まで、そのまま続いており、今回のまん延防止措置と緊急事態宣言に入っても全く変わってない。
ここに7/17頃の報告感染者数は1400人を越す勢いにあるが、この数字は7/3頃に感染した人数を表している。この後に今日(7/17)まで感染減少に繋がる規制の変化や出来事はなかったから、感染者数は毎日同様の放物線状に増加し続けたと推定されるから、今日(7/17)は2000人を越える人が感染したと考えることができる。これら7/3~7/18に実際に感染した人の数は、7/18~8/2の報告感染者数となって発表されるから、五輪が開会式から閉会近くまで、新規感染者数が連日2000人を越え、放物線の勾配次第では3000人、4000人という過去になかった感染状況の中で行なわれることが予想される。宣言解除時に感染する人の数は日に8000人とも予想される
今日の連日1000人越えの感染者数という事実に鑑みて、既に人々は自身が感染する危険性を感じて対ウイルス接触防護行動を強めたかもしれない。 しかし、これも含んで今日以降の日別感染者数を減少方向に導く如何なる効果的な対策をとっても、その感染者数が報告感染者数となるのはその15日後であるから、五輪は日に日に増加する感染者数の中で行うことにしかならない。
③ 今般はどの程度の報告感染者数で人々が対ウイルス接触防護行動を強めるかは、政府の五輪強行による安全概念に対する不信の程度次第であろうが、例えば連日3000人とか五輪起因感染増加という事態になれば、さすがに問題意識が強まるのではないだろうか。宣言効果がまもろしである以上は、人々の対応無くして感染収束のないことは確実
 
   
       
 1A
                                                             
                                                                                                                             
 
 
 1B
      
              図2A                                                                      
          図2B

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